本好き某の備忘録

同人誌の告知、正誤表、内容更新、本・図書館などのあれこれの記録など

『資料探しのコツ』通販開始しました。

2018年10月30日~11月1日、図書館総合展内「としょけっと」に委託しておりました、『資料探しのコツ』の通販を開始しました。

 

・サンプル

twitter.com

 

変更点

・誤字脱字訂正、一部脚注にて情報追加

・価格800円→920円

・表紙PP加工

(理由)

・背表紙付近のトナー剥がれの恐れ

・表紙の耐久性の向上

 

表紙のPP加工については、すみません。追加しました。

理由は二つです。

一つ目は、初版と同じ表紙だと、表面に傷がつきやすい、背表紙の角の強度が弱いと気付いたためです。

二つ目は、配送の際に万一のことがあるからです。(折れ曲がってしまう、など)

そのため表紙の強度を上げる、という措置を取りました。

 

頒布時よりも価格が上がってしまいますが、ご理解ください。

 

(今後について)

今のところ何かのイベントに参加、委託などは未定です。

 

(同人誌について)

・紹介しているサービスの大幅な変更等があれば、現在の分はそれで終了する予定です。(新版が作れるものなら作りたい……)

・新版は文字組、行間、フォント、デザインを改良したいです。

 

・今回の本で削ったページが30ページほどあるので、何らかの形で公表したいです。

・リサーチマップ、新聞データベースなど、他にも紹介したいものがあったことに、入稿してから気が付きました。

図書館総合展に行ったとき、執筆時に分からなかったことを、担当者の方に直接質問できました。新版書くなら盛り込めれば、と。ジャパンサーチなど、新サービスも登場するようなので。

・今回は契約データベースなども紹介しましたが、今後、中の人の事情で使えなくなるものがあります。サービスの特徴は紹介できますが、検索例は削る予定です。

 

とはいえ、続くかどうかは神のみぞしるところです。

 

・今回の本は、大学生向けに書きました。一般の人にも使えるようには書いたつもりですが、難しいですね。結局有料データベースなどは、大学や機関に所属している人しか使えないので。卒業すると使えなくなってしまう。

大きな公共図書館であれば、契約しているところもありますが、全員それを使える環境にいるとは限らないので。

大学院に行けなくても、企業で働きながら自分の好きな研究ができる、ということができればいいのですが。学びたいときに、誰もが学べる環境、調べたいことを調べられる環境があればいいのに。もっと、誰でも使える、一般向けの本を書けたらいいな。

 

【脱線】

独学について。この本のp56、93で、読書猿さんという方のブログを紹介しています(ファンだから、絶対紹介したかった)その方が、『独学大全』という本を出される予定だそうなので、読みたいです。

 

・この本を書いた目的は、中の人も正直把握できていません。(書いた本人なのに)

 

「便利な調べ物のサービスがこの世にあること、それをもっと知ってほしい。というか、もっと早く知りたかった。1年生の時とかに」

「けど、それを紹介するためのいい本がない……。サービスの仕様はすぐに変わってしまうから、そういった本はあんまり書かれないと聞いたなぁ……。なら自分で書こう。同人誌なら、それができるかもしれない」

「これからレポートや卒論を書く、後輩たちの役に立てれば」

 

「とはいえ、名前を紹介しただけでは『え、なにに使うの?』となるから、具体例を載せて紹介しよう。こんな時に、こんな人に使えるよ」

「契約データベース高いよ! 実はうん十万円するよ! 使わないと切られてしまうよ」

「図書館OPACGoogleじゃない」

「レポートの本は早めに借りよう」

レファ協とリサーチナビという、調べ方の調べ方を探せるツールがあってだな」

「CiNiiやNDL-OPACの検索結果、ダウンロードできるって知ってた?」

「論文探すのはCiNiiだけじゃないんだよ! 他にもあるよ。検索結果それぞれ違うよ!」

「本の横断検索もだよ。図書館OPACに所蔵していても、カーリルには出て、CiNii Booksに出ないデータがある」

「地方の書店は品揃えがつらい」

「出版社からの取り寄せは2週間です」

「NDLサーチは洋図書の検索が難しい」

サリエリの資料下さい」

 

何が何だか。

中の人は、別に企業の回し者ではないですし、趣味で書いた本です。

趣味だから同人誌です。きっと。

何かのお役に立てれば幸いです。

欲を言うなら、もっとこういう本が増えたらいいなと思っています。

 

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特に感想がとても気になるので、ぜひ下さい。

 

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