2024年8月に、青梅市吉川英治記念館(東京)と文豪とアルケミスト(ゲーム)タイアップを見に行った記録です。
フォトラリー企画もやっていて、同地域の青梅市郷土博物館と澤乃井園にも行ってきました。
【0.青梅駅→青梅市郷土博物館】
8月、炎天下での移動。
熱中症対策にあらかじめペットボトル2本、塩飴、瞬間冷却パック、日傘等を準備して行きました。
11:10ごろ 青梅駅到着
改札内~駅前に、レトロな映画看板などがズラッと貼られていました。
後で調べたら、町おこしの一環だそうです。
改札外にコインロッカーあり。
駅前の観光案内所で、バスの時刻表と地図をゲット。
(「こことこことここに行きたいんですけど・・・」と相談すると、「なんで博物館から澤乃井園に?」と聞かれたので、フォトラリーをやっていることを話しました。)
ちなみに、観光案内所を出た直後、観光客のアンケート調査をしている人にも声をかけられて
「どちらに行かれる予定ですか?」
「文学館の企画展見に来ました。ゲームとタイアップしてて……」
と答えたりしました。
(正直に答えたけれども、対象が私で良かったのだろうか?もっとレジャーに来た人を想定している気がする……)
バスで駅から郷土博物館に移動。
バス停を降りて、公園の中を歩いていくと郷土博物館に到着。
【1.青梅市郷土博物館】
12:00頃到着
バスのタイミングによっては、駅からもう少し早く着くと思います
(風が強かったので、のぼりがどうしても反転してしまった)
入場無料、受付等は無し。
フォトラリー対象の若山牧水先生のパネルは、入り口の脇にありました。
【青梅とのゆかり】
常設ゾーンで、若山牧水の碑が建設される予定だったお話が紹介されていました。
(個人的に興味を引いたもの)
入って正面の階段を上ると、右手が常設ゾーン、左が企画ゾーンで、一通り見てきました。
・特産品
常設の方で青梅縞、企画ゾーン(新収蔵品展)の方で、青梅傘や青梅せんべいの焼き型など紹介。
展示されていた傘、子供用だったのですがよく残ってましたね・・・すごい・・・。
あと、おせんべいは最後の記念館の売店で売っていたので、そこでお土産に買いました。
・市川家日記(新収蔵品展)
庶民の日記だったと思うのですが、当時のことを事細かく記録に残していて、貴重な資料だなと思ったのを覚えています。
後で調べたら、市が発行している青梅市史料集で読めるようですね。
(国会図書館デジタルコレクションの個人アカウントでは見れませんが)
【参考】
西多摩郡人物誌・身ノ上一代記・法鑑・市川家日記 (青梅市史史料集 ; 第46号) | NDLサーチ | 国立国会図書館
常設と企画展をぐるっと巡って次に。
公園内の川でレジャーを楽しむ人を見ながら、公園外の「大柳」バス停へ。
バスで「沢井駅入口」へ移動
【2.清流ガーデン 澤乃井園】
13:00頃着。入園無料。
川の側で食事、利き酒、お土産が買える場所でした。
ここには、北原白秋先生のパネルがありました。
【青梅とのゆかり】
1923年、澤乃井の酒造に立ち寄った時、白秋先生が「造り酒屋の歌」という長歌を詠んだそう。
その後、1967年に詩人の野田宇太郎の協力により、この歌の碑がこの近くの小澤酒造に建てられたそうです。
青空文庫にもありました。▼
多摩の浅春>造り酒屋の歌【青空文庫】
https://www.aozora.gr.jp/cards/000106/files/53482_63558.html#midashi750
あのびっくりしたのが。
私福岡の人間なのですが、まさかここで野田宇太郎の名前が出てくるのは予想外でした。
(野田宇太郎は、同じく福岡出身。出身地の小郡に「野田宇太郎文学資料館」があります。「文学散歩」の創始者、そして愛知の明治村の設立者でもあります。コラボ望んでいる人見かけたけど、実装してコラボやらないかな……)
(参考)
そういえば、白秋先生の実家も酒造でしたね……
酒造に立ち寄った際、実家の事が思い出されたのでしょうか?
ちなみに現在歌碑は、澤乃井園の中にありました。(パネルの近く)
ここでは軽食をとったり、利き酒をしたりしました。
(利き酒は2杯目は100円引き)
ちなみにお猪口はお土産にもらえます。今、家でお酒を飲む時に使っています。
近くに川があり、景色も綺麗なところでした。
食事が終わったら、バスで「沢乃井駅入口」から「柚木」へ
ただし、便の本数が1時間に1本なので要注意。
【3.青梅市吉川英治記念館】
15:30頃 最終目的地の記念館へ。
ありがたいことに、ちょうどこの時ボランティアガイドさんがいたので、母屋~記念館まで解説していただけました。
吉川先生が引っ越してきた際、変えた釘隠し(一部変わってなくて、以前の家の持ち主の正方形のものがある)
神殿風の様式・飾りがついている書斎
あと、年の離れた奥様とのエピソードなども。
記念館の展示室では、吉川先生一家の青梅での暮らしと、青梅を離れる事になった際、住人の人たちを招いてお別れ会をした話などが紹介されていました。
地域の人にもとても愛されていたんですね。
帰りに、売店でおせんべいなどのお土産を買い、フォトラリーの景品を受け取りました。
思った以上に、お菓子などたくさんもらってしまった・・・(こんなにもらっていいの・・・?というくらい。)
記念館の方たちも、とても丁寧で優しい方たちでした。
文アルタイアップ、本当にありがとうございました!
次は、愛知の半田の記録です。